着物はもっと着やすくなる!? 着物を活用するには目的が必要
このブログは
『着物っていいなって思うけど
でも・・・
『着たいと思って何年も経っている』
『なかなか着るチャンスがない』
と足踏みしている方に向けて書きますね。
着物を活用するために必要なのは
「ゴールの設定」
まずは
着物を生活の中で活用していただくために、
“ゴール=目的”の設定について
お話ししようと思います。
『ん? あれ?
着物を着ようっていう話じゃないの???』
と思われるかもしれませんね。
ですが、
実はこの部分が核芯となる大切なことなので
お話しようと思います。
「何のために」
「何を得たくて」
着物を着ようと思われるのでしょうか?
これから、
「着物を着ることで得られること」
「着ることのメリット」など、
ブログを通してお話をしていきたいと思うのですが、
その前にそもそも、
着物を着よう!着たい!と思われたのは
「何のために」だったのでしょうか?
目的が分かれば
自分流の着物の活かし方がわかる!?
なぜこのようなお話をするのかというと・・・
目的がはっきりしている方ほど
ご自身のライフスタイルの中での
着物の活かし方を見つけられるのが早い!
からです。
着物っていいな・・・と思いながら
『何年かチャレンジできずにいる』
『一度レンタルで借りたきりになってしまった』
という方は
目的がはっきりしていないために
ご自身のライフスタイルの中で
着物を活かすシーンがイメージしづらいのかも知れません。
たとえば…
着物を「自転車」に例えて考えてみます。
ここで、自転車を買うことを
想像してみてください。
お店に行くと
いろんな種類の自転車がありますよね。
「どの自転車を買おうかな?」と、
考えると思いますが
その自転車、
「何に使いますか?」
と、考えてみて下さい。
ここがお話したかった
肝心の「目的」です。
自転車を買って、何に使いたいですか?
目的は
「子供を乗せて幼稚園への送り迎え」とか
「毎日の通勤通学に使いたい」とか
「トライアスロンなどの趣味やトレーニング」
なのかもしれません。
その場合、
自転車を買う目的は
「自転車を手に入れること」
「自転車を所有すること」
が目的ではありませんよね?
ごく稀に
自転車好きな方で
所有することや
趣味の部屋にオシャレな自転車を
インテリアのように飾っておくことが目的!
という方もいらっしゃるかもしれませんが…
着物を着ることもこれと同じで、
わざわざお金や時間をかけて着物を着る
目的はなんでしょうか?
着物を着て
「何に使いたいか」
「どんな効果を期待するか」
ここが大切です。
なぜこんなことをおはなしするかというと…
いろいろ着物を見ていくうちに、
あれもステキこれもステキ︎︎
と色や柄などに気を取られていると
一番大切な「目的」を
忘れてしまいがちになります。
嘘みたいですが本当の話。
気持ちはわかるんですよ。
キレイなものを目の前にすれば
女性は誰でもテンション上がります(笑)
例えば、
子供の卒園・入学式に
として着物で出席したいな、
という目的で着物を着ようと思っているのに・・・
夫の妹が神社で結婚式を挙げるので
親族として着物で出席したいな、
という目的があるのに・・・
または、
襲名披露公演の歌舞伎を
着物を着てお祝いに駆けつけたい!
という目的があるのに・・・
柄はどれにしよう、とか
色はこっちがいいかな、とか
「自分の好きな色や柄」に夢中になって、
肝心の
- 子供の母親の立場
- 義理の姉の立場
- 襲名披露公演のお祝い
にふさわしいイメージではなくなっている
・・・あれ?
など あることなんです。
なので、
一度 ご自身の着物を着る目的を
考えてみてほしいな、と思います。
着物を着る目的を整理してみよう!
目的が大事!って急に言われても
何と答えていいか
わからないですよね・・・
そこで、
私が考える着物を着る目的を
一覧にしてみました。
リストの中に
「そうそう!
私はこれがしたかったの!」
というものがあると思います。
いくつでもよいので
これこれ!と思ったものを
ピックアップしてみてくださいね。
- 家族のお祝い事(結婚式や入学式・卒業式など)
- お茶や踊りのお稽古やお茶会・発表会に出席する
- 夫・彼とのデートに来ていきたい
- お友達との食事会
- 美術館でアート鑑賞
- 歌舞伎やミュージカルやタカラヅカなどの観劇
- 表彰式や授賞式に出席する
- お友達や仕事関係での結婚式関係のおよばれ
- 仕事でのプレゼンや商品のPR
- 旅行にいきたい
- 同窓会にいきたい
- 最低限のモノで充実したおしゃれを楽しみたい
- 着るもので非日常を味わいたい
- 洋服とは表現の違うチャンネルを持ちたい
- 長く愛着を持てるものと付き合いたい
- 日本的な感覚・感性を着物という衣装で体感したい
- 自分の印象を高めたい
- 着物で変身してみたい
- いつもよりドレスアップして出かけたい
- いざ!と言うシーンで自分の背中を押してくれる衣装が必要
- 自分を認知してもらいたい
- 他、自分だけの理由
いかがでしょうか?
これこれ!と思える理由がみつかりましたか?
なんとなくわかっていたことでも
一度文章にすると、
しっかり意識することができますよ。
着物は洋服よりも
TPOが厳密に決まってしまうシーンがあります。
手持ちの着物から始めたい
と思われる方が多いと思うのですが、
自分の着たいシーンとお手持ちの着物が
調和しているのかも大切なことですね。
自分の目的を整理しながら
お手持ちの着物を活かしやすいシーンからトライしてみてください!
はじめやすいと思いますよ。